④ストリーマーフライ
一般的にフライフィッシングというと虫のような毛ばり(フライ)を使うというイメージが強いと思いますが、ストリーマーフライは魚の餌になる小魚に似せた毛ばりです。フライを積極的に操作して小魚を演出するのでルアーフィッシング近いものといえるかもしれません。
ヤマメやイワナ、ニジマスなどの鱒類は魚食性があり、大型ほどその傾向が強くなると言われます。鮎釣りシーズンには本流で巨大化したヤマメやイワナが鮎を食べていたと言う話を良く耳にします。湖など水生昆虫が少ないところでは餌のほとんどを小魚に頼っている場合もあります。
養沢では使用する状況が限られますので、一般的なことを簡単に説明します。
ストリーマーフライとは
大型化した魚や、湖で小魚を主食にしている魚を狙うフライで、一般的にはシンキングラインで使います。(春先ワカサギが産卵で接岸する場合などはフローティングラインで水面に浮くストリーマーフライを使用することもあります)
ストリーマーフライはルアーのミノープラグ(右下の写真)のように形そのものが小魚に酷似しているというよりもフライのマテリアル(材料)である羽や毛の柔らかさを利用して、動かすことで小魚を演出するようなものが多く、小魚のようにキラキラ光る素材なども多用されます。
川で使われる場合は、
流れを利用してフライを泳がせるだけの距離(広さ)が必要になるため、規模の大きな川で使われるのが一般的で、流れでフライが浮いてしまわないように先端だけが沈むシンクティップラインやシンキングリーダーなどが使われているようです。
養沢のような小さな渓流では上流側からフライを操作(引く)ことになるため、使える場所が限られます。もし使うとすれば管理事務所下のプールなど比較的広い場所でのワンポイントリリーフとしてですが、混雑している状況ではルアーのように重いフライをキャストするのは危険ですし。広いスペースを占有するので他の釣り人の迷惑にならないような配慮も必要です。
養沢で小魚と言えば左写真のようなウグイ(ハヤ)とアプラハヤで、夏になると岸よりの浅瀬に小さな稚魚がたくさんいます。
養沢では小魚が食べられていることは非常に少ないですが、おたまじゃくしは時々食べられているので、浅瀬でおたまじゃくしを見かけたら黒のストリーマーなんてどうでしょうか。
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流れの中でのストリーマーフライの動き
小魚に似せたストリーマーフライは水の抵抗が大きいので流れの抵抗を受けやすく、すぐに浮き上がってしまいます。
大きな川では浮き上がるのを防ぐためにシンクティップラインやシンキングリーダーを使いますが、養沢のような小さな渓流では流す距離が短い上に流れが複雑なため、かえって使いにくいものになります。
そういった場合フライ自体を重くするか、ティペットに重いオモリなどをつけることになりますが、それでは思うようにキャスティングができません。
ストリーマーフライの釣りは管理釣り場などでは爆発的に効果があることがあります。養沢でも十年以上前、ルアーのように重いフライを下流側にポンと投げて、ツンツン!とアクションをつけながら上流側に引いてくる釣り方が流行ったことがあります。確かに魚は良く釣れますが、キャスティングがしにくいのでフライフィッシングの利点を生かせないことや、あまり格好良い釣り方ではないなどの理由で最近はほとんど見かけなくなりました。
ほかの方法では釣れず、どうしても釣りたい場合など効果があるかもしれませんので、他の釣り人の邪魔にならないように試してみるのもいいかもしれません。

食性以外のヒント
魚は「お腹が空いたから食べる」という以外にもフライを咥えます。魚には手がないので興味を持ったもの、好奇心、攻撃の対象など、すべて口で行うからです。
魚がフライを咥えたとき釣り人は「食った!」と言ってフッキングさせますが、魚からしてみると食ったつもりはなくて、咥えた、噛み付いた、舐めたのかもしれません。
そう考えれば、咥えさせるフライ、噛み付かせるフライ、舐めさせるフライがあってもいいはずで、バリエーションは無限です。
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ストリーマーフライの種類
ストリーマーフライは全体的に細長く作るので、ロングシャンクのフックが多用されます。
フライの全長は小さいもので2cm~3cm、大きいものでは10cmを超えるものもあります。使う場所、狙う魚によって無数のパターンがあります。

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