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アクセサリー
釣行の際持ち歩くものは人それぞれで、対象魚や行く釣り場、季節などによって変わります。
いつも行っている釣り場なら、フライも消耗品もある程度予測できるので持ち歩くものは少なくなり、初めての釣り場や状況が分からないときほど多くのものを持ち歩きたくなります。
結局ほとんど使わないものばかりを一日中持ち歩くのは疲れるだけなので、歩く距離、釣る時間、車などに戻って入れ替えや補充ができる場合なども考慮して持ちものを決めた方が良いでしょう。
●ベストの中身(養沢でドライフライで釣る場合の一例)
以下は養沢でドライフライだけで釣る場合の一例です。
養沢は区間のほとんどが道路からすぐに降りられるので、いざというときは車に戻ることができます。雨具や飲み物などは状況を見て持ち歩けば大丈夫でしょう。
A‥予備のリーダー
リーダーのトラブルに備えての予備と、長さ・太さの違うものを用意すれば様々な状況に対応できます。
専用のケース(ワレット)に収納して持ち歩く場合もあります。
B‥ティペット
ティペットの交換だけでなくリーダーのトラブル(テーパー部の継ぎ足し)に備えて数サイズの太さを持ち歩きます。
C‥フライの水気取り
CDCを使ったフライなど、フロータント(浮力剤)の効果を生かすためにも必需品です。
D‥浮力剤(フロータント)
パウダー、リキッド、ジェルなど様々なタイプが販売されているので、自分の用途に合ったものを探しましょう。
E‥水温計
フライフィッシングはフィールドの状況を把握することから始まるので水温計は必需品です。
釣りの前に必ず計る習慣をつければ、見えてくる世界が変わります。アナログ式のものが一般的です。
F‥ライト
養沢ではなくてもかまいませんが、釣り場終了時刻(日没時刻)直前に役に立つことがあります。
G‥糸くず入れ
ティペットの切れ端や絡んだティペットなど釣り場に捨てるのはマナー違反です。(喫煙者は吸殻入れも持ち歩きます)
H‥フライボックス1
パターンやサイズで分けている人もいます。ちなみにこれは#16以上のドライフライ用。
I‥フライボックス2
こちらは#18以下の小さいドライフライ用。
J‥クリッパー(糸切り)
ティペットの余りを切るためのもの。爪切りや小さいハサミなどを使っている人もいます。
K‥フォーセップ
魚の口からフックを外したり、バーブを潰すにも使えます。
L‥ナイフ
小さいはさみがついたものなどあれば便利です。
●ベストの中身 オプション
普段は必要なくても、時には必要なもの、あれば楽しくなるものなどそのときの状況に応じてベストに収納します。
以下はその一例です。
a‥レインジャケット
雨が降りそうな空模様の時は、ベストのバックポケットに入るコンパクトな雨具が便利です。
b‥偏光グラス(これは眼鏡アングラー用)
偏光グラスは飛んでくるフライから目を保護してくれるだけでなく、水面のギラツキを押さえ紫外線から目を守ってくれます。
c‥熊鈴
養沢の釣り場区間内では不要ですが、上流の御岳沢、大岳沢の源流域に行かれるなら持っていたほうが安心です。
d‥ラインコンディショナー
内側のフェルトパッドにラインコンディショナーを染み込ませておいて、沈みやすくなったラインをメンテナンスします。
e‥虫除けスプレー
初夏から夏にかけて、ブユや蚊、アブなどから守るための必需品。虫刺され薬、絆創膏なども持っていると便利です。
f‥スプリットショット
ドライフライにどうしても反応しないとき、フライを無理やり沈めるための錘。
g‥デジタルカメラ
リリース派の魚の記録だけでなく、虫や景色に目を向ければ釣りの楽しさは倍増します。
h‥双眼鏡
鳥の観察、ライズの観察など、持っていれば別の楽しみも。
i‥ストマックポンプとシャーレー
釣った魚のストマックを見れば何を食べていたかわかります。流下ネットやサンプル瓶を持ち歩く人もいます。
j‥バードコール
養沢には野鳥も多いので、釣りの合間に楽しむのもいいです。
※ベストのバックポケットは容量があるので、タオルや雨具のほか、寒いときはコーヒーを入れたポット、夏は凍らせたスポーツドリンクなども入れることができます。
●フライボックスの補足
フライボックスについて補足します。
フライボックスは収納するフライによっていろいろなタイプがあります。
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●フライボックスを自作する
フライボックスは専用のものを購入しなくても、適当なケースにウレタンフォームを貼れば十分にフライボックスとして使えます。