ランディングネット

ないよりはあったほうが便利なのがランディングネットです。
ベテランフライフィッシャーの中には、ネットを使わず魚に手を触れないで見事にリリースする人がいますが、慣れないとティペットを切ってしまったり、魚を岸にずり上げてしまったり、かえって魚にダメージを与えてしまいます。
また釣った魚を持ち帰るにもネットがあったほうがスムースに取り込みでき、逃げられる確率も減ります。



ランディングネットは魚を取り込むだけでなく、釣り人の背中を飾るアクセサリーとしても重要なアイテムです。
左は2006年の養沢オープン案内ハガキです。背中にぶら下がったネットがひときわ目を引くでしょう。このネットはフレームを木で自作し、糸を自分で染めてネットを手編みしたものということです。


ショップに行けば大量生産品だけでなくカスタムメイドのネットが多数販売されているほか、フレーム材、糸などのパーツをばらばらで売っているショップもあります。
お好きな物を選ぶもよし、自作するのもよし、どうぞイメージを膨らませてお楽しみください。






●リリースネットと網状のネット

●ダメージが少ないリリースの仕方
釣った魚にダメージを与えずリリースするには、右の写真の状態で魚体をできるだけ水面から出さずにフックだけをつまんで外します。
とは言うものの、実際にやってみると魚が暴れてフックを摘むことさえ難しいのではないでしょうか。魚の扱いに慣れるまでは無理をせずネットを使ってスムースにリリースしましょう。
ネットがあれば釣った魚を写真に撮る際にもうまくいきます。

●リリースネット
右はリリースネットと呼ばれる網の目が細かいタイプのネットです。目が細かいので魚が頭を突っ込んだりヒレが引っかかったりせず、魚のダメージを小さく抑えることができます。使うときはこのように魚を水に浸けた状態でフックを外します。


使用上の注意点
せっかくダメージが少ないリリースネットでも、使い方を間違えるとかえって魚にダメージを与えてしまいます。
魚はできるだけ水から上げないこと、ネット越しに魚体を掴まないことなどを注意しましょう。

●一般的なネット
一般的な網状に編まれたネットには機械編みの大量生産品と、カスタムメイド品に使われているような手編みのものがあります。大量生産されたものは黒やダークグリーンなどの暗い色が多く、いかにも魚を掬うための「網」という感じですが、手編みのものはファッショナブルなデザインのものが多くあります。


右の写真のように網目が大きいものはヒレが裂けやすく、頭を突っ込んでしまうこともあるので、ダメージを少なくするには対象魚のが小型の場合は網の目の小さいものを選んだほうが無難です。このタイプはフックが網目に引っかかりやすいのも欠点です。

●ネットの使い方


魚のランディングは、こんな感じにロッドを後方に引き、魚を水からあげないようにして掬います。
慣れないと魚が思うように寄ってきてくれませんが、構えたネットにロッドを使って魚を誘導する感じで寄せてきます。
落ち着いてやればだんだんうまくできるようになります。

ベストの背中に下げたランディングネットをすぐに外せるのが右の写真のようなネットリリーサーです。
この状態でネットを下に引けばフックに掛けたリングが外れてネットは自由になります。
ほかにマグネットやベルクロを使用したタイプもありますので、お好きなものを選んでください。


ネットのハンドル部分を上にしてフックに掛けている方もいらっしゃいますが、使ってみればどちらが使いやすいかすぐに分かります。

●ネットの形

フレームがカーブしたタイプ。
使いやすいかどうかは別として、背中に掛かった状態ではストレートよりもおしゃれな感じがしそうです。
写真のものはグラデーションに染められ、ヒレが裂けにくいように細かい目で編まれています。


こうして写真にするとネットの色で魚の雰囲気はかなり違って見えます。

フレームがストレートのタイプ。
魚を掬うだけならネットは大き目のほうが使いやすいですが、こうして背中に掛けたときのバランスも大事です。


ネットの自作は、インターネット上にフレームの作り方からネットの編み方までたくさんの情報があります。
シーズンオフに作ってみるのも楽しそうですね。